日本人の主食といえばお米です。タンパク質・脂質・糖質のバランスに優れたお米は、私たち日本人の食文化を支えてきました。
しかし近年、食の欧米化(洋風化)に伴って肉類や油脂類の摂取量が増加の一途を辿っています。和食中心の食生活が一変、2011年には一世帯当たりのお米の年間支出がついに、パンの年間支出を下回ってしまいます。
街の至る所に洋食のレストランが普及し、また24時間営業のファミリーレストラン・コンビニ・ファーストフード店を多く見かけるようになりました。
さらに、手軽に食べられる冷凍食品やレトルト食品も急成長を遂げ、豊かさと便利さが高まる一方で、身体への健康被害が多く指摘されています。自らも含めた全ての命を大切に想うと、欧米化が今後も加速していくことへの危機感を抱かずにはいられません。